日本ピアノ教育連盟北陸支部・公開レッスン

福井の仁愛女子短期大学音楽館の演奏ホールで公開レッスンをさせていただきました。
日本ピアノ教育連盟第26回ピアノ・オーディションの課題曲のレッスンです。1時半から5時半までの4時間。バッハに始まり、ハイドン、ベートーヴェン、ショパンと課題曲が並びます。

最近、コンクールでは、かなりマニアックとも言える選曲が目立ち、ときには、基本のはずせないような曲がすっとばされたまま偏ったプログラムを長期間さらい続ける子供の姿を見たりして、憂慮していたのですが、このピアノ教育連盟の課題は、オーソドックスで、将来への基礎力を養う、という基本姿勢とコンセプトが感じられました。
今日は、秋の行事が多かったにもかかわらず、たくさんの方々がホールに参集くださり、会場は満員。自分のレッスンが終わっても先輩たちの演奏に大きな拍手を送ったり、メモをとったり、と熱心な皆様の多い会場でした。

夜は、”一本気”という地酒と北陸の海の幸を頂戴しながら、福井のお話、ピアノ教育の現場のお話をいろいろとお聞きいたしました。
福井には、作家や作曲家などクリエイティブな方が多い一方、福井から出たことがない、という方も多いそうです。
きっと豊かな自然の恵みとあたたかな人情が大切に残されているからだと感じました。
お世話になりました寺尾先生はじめ、スタッフの先生方に感謝申し上げます。

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