軽井沢・大賀ホール

軽井沢の大賀ホールにお邪魔しました。
自然の景観を生かしたホールです。ちょうど秋の紅葉がホールを包みます。
これまでも、札幌のキタラ、大津のびわ湖ホールなど自然の景観を生かしたホールで演奏させていただいてきましたが、これらのホールを思い起こすとき、音響もさることながら、ホールの周りの環境がともに蘇ってきます。

この大賀ホールは、軽井沢の建物規制に適合させるため少し低く建てられています。ホールからは、木々の風景を下から見上げるようになるのが特徴の、素敵なホールです。

2009102011290000 大賀ホール

信州の木が贅沢に使われたホールは、手をたたくと温かい響きがポーンと伝わり、残響も豊かです。
五角形の天井、その角度を生かした客席とステージの独特の形態。
みなでステージを囲むような雰囲気で、新しいホールであるにもかかわらず、温かみのある空間になっていました。

駅からのアクセスも良く、緑の中を通ってホールまで歩いたり、自転車に乗って行ったりと、ほどよい距離感です。
音楽を聴いたあとの余韻は、コンサートでのけっこう大切な要素。
いきなり改札口が待っていたり、けたたましい家電量販店の前を通り過ぎたりしなければならないのと、季節ごとの木々の色を見て、風を頬に感じながら帰途に着くのとでは、音楽の記憶も違ったものになるのではないでしょうか。

今年の春から軽井沢町民となられた、プロデューサーの岩田さんとデッキの前でツーショット。

2009102011260000 

観光客で賑わう万平ホテルでココアを飲みながら、秋の軽井沢を満喫しました。

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