東京アカデミーオーケストラ第36回定期演奏会

今日は、フィリアホールで、TAO(東京アカデミーオーケストラ)定期演奏会に出演させていただきました。

お聴きくださいましたたくさんの皆様にお礼を申し上げます。

今日のプログラムは、
ハイドンの「マリア・テレジア」で始まり、
モーツァルトのピアノコンチェルト21番。
後半は、メンデルスゾーンの「イタリア」です。
ハイドン没後200年、メンデルスゾーン生誕200年でもある今年にふさわしいプログラムでした。

091108指揮者なしの室内オーケストラであるTAOは、セッションを重ね、お互いの息を感じる中でひとつの音楽をつくっていきます。
共演させていただいていも、室内楽をしているような、そんな気持ちで弾かせていただくことができました。

リハーサルでステージに出ると、ピアノとオーケストラの位置がとってもくっついていて、まるでコタツを囲んで皆でお話をするくらいの趣きです。
あかの他人だったら、もうちょっと離しましょうよ、という距離なのですが、一緒に音楽をさせていただくうちに、あかの他人ではなく、それどころか、家族、友人、フレーズによっては恋人?!のような親しい気持ちになっていて、距離が近いことが自然で、それぞれの皆さんの息を感じながら、心強い思いで弾かせていただきました。

ハ長調に始まり、さまざまに色合いを変える第1楽章から、美しいカンティレーナの第2楽章、はじけるような溌剌とした第3楽章まで、あらためてこの曲の魅力と各楽器の音色を生かしたモーツァルトの天才を再発見しました。

フィリアホールの響きは温かく、ふわりと包むような音響。
ピアノはスタインウェイの3年選手の楽器を使わせていただきましたが、調律師小谷さんの調整のおかげで、重さを感じずに、軽やかなモーツァルトの音に挑戦できました。

合わせと準備を経て、今日の日を一緒に迎えさせていただきました。
TAOの皆様、本当にありがとうございました。

コメント

  1. 久元祐子 より:

    先日はこちらこそ、ありがとうございました!
    コメントいただき、御礼申し上げます。
    今回の演奏会では、室内楽的な楽しさを堪能させていただきました。
    合わせの回数を重ねるごとに距離が縮まり、皆さんの温かい響きに包まれながら弾くことができる幸福を感じました。
    打ち上げでも楽しいお話をたくさんお伺いでき、嬉しかったです!
    > また一緒にコタツを囲むように演奏できることを楽しみにしています!!
    私もその日を心から楽しみにしております!

  2. Ob1 より:

    先日はありがとうございました!
    録音を聴くともっとこうした方が良かったというのがたくさん見つかりました…もっと早く気づけという話ですね…
    しかし先生の演奏がすばらしく何回も録音を聞いています。本当に貴重な経験をさせていただきとても嬉しかったです!辻さんにも、いつも僕好みなお菓子をいつも用意していただきありがとうございましたとお礼を伝えていただければ幸いです^^
    また一緒にコタツを囲むように演奏できることを楽しみにしています!!
    Ob加茂