第15回セレモアつくばチャリティコンサート

一昨年、サントリーホールで開催された「第10回セレモアつくばチャリティコンサート」では、ベートーヴェンの「皇帝」を弾かせていただきましたが、今年は、紀尾井ホールでモーツァルトのハ長調21番KV467のコンチェルトです。
プログラムは、「フィガロの結婚」序曲、ト短調KV550のシンフォニーのオール・モーツァルトプログラム。

紀尾井ホールは、雰囲気も音響も良く、独特の気品をもつホールです。
今回は、モーツァルトということもあり、また紀尾井ホールということもあり、読響さんも43人という普段より小さな編成。
緊密で純度の高いアンサンブルを発揮してくださいました。

練習時間は決して多くないのですが、メンバーの方が、声をかけてくださったり、管楽器の方と打ち合わせできたり、そういう優しい心づかいがありがたいかぎりです。

1時から調律。
3時から練習。
5時からGP。
指揮者、オーケストラの奏者の方、ホールのスタッフ、調律師さん、写真家、コンサートにかかわるすべての方がプロ。無駄な動きがありません。

コンチェルトは、オーケストラと相和しながら、同時に埋もれない音を出すのが前提。
モーツァルトの柔らかさ、軽やかさを目指します。
芯があるけれど硬くない、軽やかだけれど弱くない、そういう音色を目指して、新たな挑戦が続きます。

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コンサートの準備から当日のこまやかな対応まで、この日のコンサートを造りあげてくださった「セレモアつくば」の皆様に、心から御礼申し上げます。
ありがとうございました。

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