都立芸術高校クラス会

六本木ヒルズ、ウェストウォーク51階。
六本木ヒルズクラブ会員である幹事、ゆみちゃんのおかげで、初めて六本木の街を一眸に収めることができました。

都立芸術高校音楽科は、一クラスのみですから、3年間クラス会を行いません。多感な時期を共に過ごした旧友たちとのひとときは、「素」に戻れる時間。

卒業時に、いったん解散し、それぞれの進路に進んだ皆が、また一同に集い、それぞれの近況を報告しあい、旧交をあたためる・・・。
20代の頃は、皆忙しく、子育て中、留学中、、、という感じで皆で集まる時間的、精神的余裕もありませんでしたが、誰が言い出すともなく、10年ほど前からクラス会が行われるようになりました。

「2回バツで今3人目とおつきあい中」
という爆弾発言や
「占い師として活躍中、人生を変えたい人は私に相談して」
「今、無農薬、有機栽培で野菜作りにはまってます」
などなど。

ベテラン教師になった人、楽譜出版の夢をかなえた人、お母さんとして立派に子供を育てあげた人、オペラの、あるいはバレーのピアニストとして活躍中の人、ピアノをやめご主人とのラブラブ生活に入った人・・・・。クラス会のコメントだけでドラマが書けてしまうほどの盛りだくさんな近況報告です。

親や師匠を見送ったり、病気や怪我を克服したり、様々な人生の波を経験してきているクラスメートたち。高校のときと別人のような雰囲気で、一瞬、誰?と思う人もいるのですが、声を聞いて
「あーOOOちゃんだ」
とわかります。声が一番変化が少ないのかもしれません。

皆それぞれかなりの時間を経ているにもかかわらず、いや年輪を重ねてきたからこそ、洗練されたり、自信に満ちた物腰になったり、とにかく皆、生き生きとした魅力が増し、綺麗な女性になっていて驚きました。

都立芸校は、通称「都芸(とげい)」でしたが、これからは、総合芸術高校として生まれ変わり、「総芸(そうげい)」になるそうです。
お母様も音楽家、そして娘さんも今年都芸に入学したという治子ちゃん。親子3代、違う名称の同じ高校の卒業生ということになるそうです。

コメント

  1. nishisan より:

    面白かった。