池辺晋一郎先生・音楽講演会

前回のルナの会の講師、美術界を代表する青柳正規先生と今日ご出演の池辺晋一郎先生は、新宿高校のクラスメートでいらっしゃるそうです。
また女優の香川京子さんがお従兄弟さんということで、本日飛び入り出演。

香川さんの童話の朗読に合わせて、池辺先生が即興でピアノを弾いてくださり、会場は大いに盛り上がりました。
パリのサロンで詩人ゴーティエによる詩の朗読があり、、そしてショパンの即興演奏が披露された・・・というエピソードが残されていて、私は、これまで詩の朗読があったり、演奏があったり、というふうに思ってきたのですが、今日お聴きしていて、はたと、もしかしたら詩と同時に演奏、なんてこともあったのではなかろうか・・・・と思ってしまった次第です。

ショパンの同時代人、シューマンが走りだそうですが、音楽と文筆両方で活躍されておられる先生らしく、次々に機知に富んだ言葉が飛び、2時間があっという間でした。

「音楽を共有する喜び」「音符の力学」「長調、短調の原理」など、普段意識しなかったことが、あらためてはっきりと眼前に広がり、目から鱗のお話を興味深く拝聴いたしました。

モーツァルトは、真のプロなのに、謙虚だったから自分のことを「アマでぅす」なんて言った、とか
今日ボクは、N響の「ひでお」(英雄シンフォニー)を聴きに行くんです。とか
音楽の話をしてもそういうダジャレのほうばかり覚えている人がいて困る、という先生のお話にまた会場は笑いの渦と化しました。

コメント

  1. nishisan より:

    反省しなければ…