今井顕先生・ベーゼンドルファーとウィーンの音楽

今井顕先生による特別講座が中野坂上のハーモニーホールで行われました。

ウィーンに長くお住まいの今井先生。
パワーポイントを駆使して、ウィーンの風景やシューベルト時代の街並み、作曲家ゆかりの教会などを次々に紹介されます。
ウィーンの町には、モーツァルト時代、シューベルト時代の息吹がいかに残されているか・・・ということがあらためてよくわかります。
たしかにウィーンに行く度に、歴史が残されている街並みを実感します。

シューベルトが残したエッセー「私の夢」を題材に、シューベルトの真髄を解き明かし、またシューベルトの音楽のポイントを
「さすらい」「優しい死」「水の存在」
という3つのポイントに沿って曲を紹介されていきました。

そして最後には、ベーゼンドルファーの特色であるエキストラキー、木材、弦の張り方、ダンパーの形、響板のことなどをわかりやすく説明されました。
ユーモアを交えた、温かいお人柄がにじみ出る楽しいレクチャーでした。ゲストに山咲史枝さんが招かれ「オペレッタ」から数曲。

終了後は、ウィーンの本社からのオスさんと久しぶりに再会。
スタッフのみなさまとランチでひとときを過ごさせていただきました。

コメント