日本モーツァルト音楽コンクール

春分の日となりました。まだ少し肌寒いものの、桜もそろそろという感じです。
今日は、第18回 日本モーツァルト音楽コンクールの本選。
審査員として6名の出場者の方のモーツァルトを保谷こもれびホールで聴かせていただきました。
2014-03-21-19-42-59
2014-03-21-18-29-16
左から海老澤 敏先生、小川京子先生、今井顕先生、私の右が、小倉喜久子先生、そして田辺秀樹先生です。
モーツァルトの遊び心や生き生きとした思いを、緊張のコンクール会場で披露するのは至難の業。それに挑戦され本選に勝ち残った6名の出演者の皆さんに拍手を送ります。
今回、オペラ「後宮からの誘拐」序曲を3人の方が弾かれました。以前、演奏会で弾いたことがありますが、決して弾きやすい曲ではありません。オーケストラの音をピアノで表現、というコレペティとしての素養や表現が求められる曲です。弦のトレモロは、ピアノで弾くと音が増幅されてしまいやすいですし、管楽器のレガートはハンマーで打つ楽器であるピアノにとって簡単ではありません。あえて、この課題に取り組んだことによって大きな勉強となったことと思います。
午前中はジュニア部門の審査が別の審査員の先生方により行われていたそうで「ウォルフィ賞」「ナンネル賞」が授与されたとか。可愛い子供たちのモーツァルトも聴きたかった・・・。

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