モーツァルト&ワイン鼎談会

モーツァルティアン・フェラインの会長さんからお声をかけていただき、鼎談会に参加させていただいて2年ほどになります。
前回でピアノ・コンチェルトのシリーズが終了し、今回からピアノ・ソナタです。
このシリーズでもって私は、任期満了です。

ピアノ・ソナタは、1回で数曲ずつ、4回くらいでまとめましょう、ということで始めたのですが、会場の山の上ホテルのフレンチとワイン、というシチュエーションで、話は、脱線の連続。

「それではK279の本題に入りましょう」
と楽譜が広げられた頃には、ドンペリ99年とシャトーフィジャック2001年が脳みそにも入ってしまったあと。
飲むと饒舌になって音楽論が止まらなくなる方もいらっしゃいますし、
どんなにBGMが聞こえてこようとそれと関係ない音楽を延々と語れる方もいらっしゃるのですが、私はどちらも苦手です。

一度に2つのことができない不器用タイプなのです。

録音テープがまわっている状態で
「この1楽章の展開部の作曲技法についてピアニストとしての専門的ご意見を!」
と突然話題をふられたりするのですが、専門的発言どころか、単なる酔っぱらいの発言になってしまったり、お恥ずかしい限りです。
イタリアに留学されておられた真部さん、フランスにお住まいでいらした沢田さん、お二人のラテン的会話の聞き役に回った鼎談でした。

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