PTNA 東日本F級地区本選

すみだトリフォニーで10時半から夜6時まで、
PTNA コンペティションの審査員として、予選を勝ち抜いた42人の演奏を聴かせていただきました。

持ち時間7分半。
その間に古典、バロック、ロマンから別の時代の作品を2曲。
バッハの平均律、モーツァルトのソナタK576、ベートーヴェンのソナタ、ショパンのマズルカなど、リサイタルなどでも取り上げられるような作品がずらっと並びます。
ドレスを着てステージに現れると大人びて見えますが、普段は高校生。
酷暑の中でのそれぞれの出場者の皆さんの練習の大変さは、想像に難くありません。
音楽へのアプローチ、持っている音色、集中力、構成力など、7人の審査員それぞれの思いが、点数に現れます。
審査員室にいながら、審査する立場より、ついついステージに立つ側にたってしまう自分がいます。

なぜか音が客席に飛んでこないのは、どうしたら良いのか・・・、音色の抽斗をどうやって増やしていくか・・・などなどいろいろ考えながらコメントを書かせていただくのですが、毎回、短いスペースで、凝縮された言葉で表現することの難しさを感じます。

帰りのJRでは、芸大時代の先輩であられる審査員の先生方としばし昔話などしながら帰路に着きました。

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