PTNA高松春季ステップ

サンポートホール高松で行われましたPTNA高松春季ステップにアドバイザーとしてお伺いさせていただき、また2回のトークコンサートをさせていただきました。花崎桂子先生はじめ、お世話になりましたさぬき高松ステーションの先生方に御礼申し上げます。

昨日は、レッスンで、大きな可能性を秘めたキラキラした瞳の子供たちのレッスンをさせていただきましたが、今日もたくさんの参加者の方たちの熱演が繰り広げられ、楽しく聴かせていただきました。今回、何よりびっくりしたのはレッスンからたった一日での子供たちの驚異的な進歩です。

「一朝一夕ではできないことかもしれないから、長い目で見て少しずつ、00に気を付けて練習するようにね。」などと前置きしてレッスンしたことが、翌日の午後の本番で、見事に変身していたりするのは、正直予想外のことでした。ピアノは、自分の練習している楽器で本番を迎えるわけではないので、子供たちにとっては、普段弾きなれないフルコンサートグランドピアノに立ち向かうというチャレンジです。しかもお客様の前で弾くというプレッシャー。そんなことを全く気にせず、集中して自分の曲に向かっている姿は頼もしい限りでした。

レッスンが終わって夜の寝床に着くまでの時間に猛練習したのかもしれませんし、何かふっと閃いたり、考え方を変えたり、体の使い方をつかんだりして、長足の進歩を遂げることがあるのだということを実感しました。
子供の持っている無限の力をあらためて感じ、そういう進歩の場に居合わせることができたことに幸せを感じました。

会場のサンポートホールは、廊下や楽屋、ロビーなどもゆったりとしたスペースで出来ています。
宿泊先のホテルクレメントから直通という便利さで、快適な一日となりました。

1回目のトークコンサートでは、バロック、古典、ロマン、近代の音楽の変遷、そして2回目は、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンのソナタにおける音楽のアプローチについて。
大きな題目を短い時間でまとめるのは、大変でしたが、一つでも二つでも何かの参考になれば嬉しいです。

終了後、ご一緒させていただいた高橋悦先生と大井和郎先生としばし音楽談義。
一日中、音楽を聴いていたのに、またさらに、夜中まで音楽の話が延々と続きました。

高松の美しい夜景をバックに、プロコフィエフのインタビュー映像に、見入ってしまいました。

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