バッハのインヴェンション第5番、第6番

カワイ表参道のパウゼでの講座、通算24回目となりました。
今日は、基本に返ってバッハのインヴェンションです。
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バッハが教育目的で作曲した小品は、なんと大きな宇宙が秘められているのかと、演奏する度に思います。
2ページの中で星座を旅するような気持ちになります。一つとして無駄な音がないのですが、すべてを同じ重さで弾いてしまうと音楽になりません。
バッハが「前書き」で述べたカンタービレな奏法とは、歌うようなタッチであり、言葉同様、重いシラブルと軽いシラブルが現れます。
音楽を分解し、それを再構築する過程で、色や重さが見えてきます。それらをいかに演奏につなげていくか・・・永遠の課題ですが、ピアノを弾く者にとって最高の喜びを与えてくれるバッハです。
次回は講座最終回。
「ショパンとプレイエル・ピアノ」(学研パブリッシング)の新刊記念講座となります。
5月15日(木)の10時半から表参道パウゼにて。
朝のお強い方、ショパンのお好きな方、是非お出かけくださいませ。

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