ヴィレム・ブロンズ先生 特別公開レッスン

国立音楽大学 音楽研究所 バッハ演奏研究ピアノ部門主催の公開レッスン。

今日は、ヴィレム・ブロンズ氏登場です。

ほかに予定があり、一部しか拝聴できなかったのですが、
会場に入るやいなや先生のエネルギッシュな声が響きわたり、踊りを交え身振り手振りをまじえ、学生に「気」を伝えようと熱のこもったレッスンが続いていました。

まだ最初の受講生なのに、なんと時間は大幅に延長。すでに予定時間のほとんどを使ってしまっています。
「We don’t have much time!」という感じの客席の心配はどこ吹く風。バッハへの愛で時間は見えなくなってしまっているご様子でした。

曲は、ゴールドベルク変奏曲。
ピアノを弾くものにとっての永遠の夢、眼前にそびえる巨大な神聖な山、幼いころから、この曲を弾くことが夢でもありました。
ブロンズ先生も冷静に事務仕事をこなすようには、レッスンすることが不可能なほどの魅力的な曲ということでしょう。

11月30日には、ピアノ部門の演奏会。
ピアノの加藤一郎先生、チェンバロの渡邊順生先生が演奏されます。
同じ曲がピアノとチェンバロによっていかに違う表現になるか、も楽しみの一つです。

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