バッハ、カンタータの名曲を聴く

羽田から国立音楽大学へ。直行。
満員の講堂小ホールでバッハ研究会の最終日を聴きました。一年間の研究成果のお披露目ということで、会場も華やいだ雰囲気です。

カンタータ64番「見よ、どれほどの愛を」
モテット「イエスよ、私の喜び」
休憩をはさんで
カンタータ140番「目覚めよ、とわれらに声を呼びかける」

バッハ研究の第一人者、礒山雅先生のお話で、バッハ、そして聖書の世界がステージに繰り広げられます。
指揮とオルガンは、大塚直哉先生、そして小泉恵子先生(ソプラノ)や加納悦子先生(アルト)はじめ、くにたちiBACHコレギウムの熱のこもった演奏に、引き込まれました。

暗さの中にしのばされたあこがれの感情、悩み闘う人々への慰め、救い、霊化された愛の二重唱・・・。
バッハは、堅苦しい世界ではなく、人間の肉体を持った深いドラマと限りないロマンにあふれた世界だということを実感することができたプログラムでした。
バッハのスケールの大きさとエネルギーと豊かさに触れ、充実した満足感があふれて、旅の疲れも吹き飛び、帰路につきました。

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