卒業式@国立音楽大学

梅や木蓮が満開の今日この頃。鶯がホーホケ・・と初々しく鳴いています。

晴れやかに澄んだお天気の中、国立音楽大学卒業式が行われました。

今年は学位記授与の氏名読み上げのお役目を仰せつかり、ピアノ科62名の卒業生の名前をお祝いの気持ちを込めて読み上げました。

コープランドの「市民のためのファンファーレ」の奏楽で開式。感染防止のため、例年とは趣が異なる卒業式でした。
《君が代》はオーケストラのみが演奏し、全員心の中で斉唱。
学位記授与でも「名前を呼ばれたら、返事をせずに起立のみ」という指示のもと、厳かに式が進行しました。

武田忠善学長先生のご挨拶に続き、世界的ジャズピアニストで同調会会長の山下洋輔先生のご祝辞。
最後は、国立音大ブラスオルケスターによる、ヤン・ヴァン・デル・ローストの「カンタベリー・コラール」の演奏で閉式。
井手詩朗先生の指揮のもと、ブラスのエネルギッシュな息遣いと壮大なパイプオルガンの和音・・・講堂大ホールが一つの響きに包みこまれ、心が一つになる瞬間!
大きな音楽の力をあらためて感じたひとときでした。

パンデミックの中、演奏会が中止になったり、授業がオンラインになったり、、、様々な困難を乗り越えて、大学卒業・大学院修了の日を迎えた369名の若人たち。

未来に向けて、それぞれの道で、大きな翼を広げ、大空をのびのびと羽ばたいてほしいと願いながらキャンパスを後にしました。

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