企業OBペンクラブ

企業OBペンクラブで「モーツァルトと現代~虚像と実像~」と題し、レクチャーコンサートをさせていただきました。

演奏の合間に、モーツァルトにまつわる誇張や歪曲などにも触れながら、作品や手紙からモーツァルト像を探る、ということでお話をさせていただきました。
企業を卒業され、第2の人生は、ペンとともに!という方の集い。
それぞれにエッセーを書かれたり、本を出版されたり、と精力的に活動されておられる方の知的欲求は高く、音楽についても打ち上げの席でかなり突っ込んだ質問もありました。
クリスティアンのあの部分とモーツァルトのディベルティメントのこの部分が似ている、と以前から思っていたのだけれど、今日、いろいろ聞けて本当に楽しかった・・・などとおっしゃっていただき、こちらの方が脱帽です。

クラリネット奏者の後援会を作っておられる方、オペラ歌手を応援しておられる方など音楽の世界に深く関わっておられる方も多いようです。

会場のオリンピックセンターは、さすがオリンピック選手のストレスを和らげるような建物になっており、天井が高く、敷地もゆったりと作られています。
ひと月以上の間、試合前の緊張感の中で体調を崩さないための管理体制が整っていた建物、という感じです。
食堂も温かく日当たりもよく、食べ物がすぐに出てきます。
ただピアノの状態は、よろしくなくて残念。もとはいい状態だったであろうコンサートグランドなのですが、手を入れられていないせいか、かなり厳しい状態でした。
楽友からメールが夜入っていて
「泣いていた夢を見たけれど何かあった?」
という内容でした。
ビヨーンと唸るピアノの音を前に、泣きたい心境だったのが、伝心したのかも?!

コメント

  1. nishisan より:

    調律で
    解決しないのですか。
    かわいそう。