モーツァルトKV331 @銀座

銀座の一等地、WAKOのすぐそばにある山野楽器本店におきまして「モーツァルトKV331 自筆譜発見に基づくバージョンで弾こう!」の講座をさせていただきました。

新旧バージョンの違いがどこにあるのか、ベーレンライター版、ヘンレ版、ウィーン原典版など、楽譜の中で音が違うのはなぜか。。。などについて演奏を交えながらお話しさせていただきました。使用楽器は、中野坂上のショールームから搬入されたベーゼンドルファー新機種214VC。朝から念入りに調整してくださった日本に2台しかないニューフェースです。

山野1

最新の研究成果が生かされた楽譜を手元に参照しながらも天国のモーツァルトにしか「正解」がわからない事項、今後の発見が待たれる箇所など様々な疑問は常に残ります。けれどモーツァルト「愛奏家」の一人として、一歩一歩実像にアプローチしていきたいと思っています。

今日は、楽譜と合わせ、最新CD「久元祐子with280VC ベーゼンドルファーで奏でるモーツァルト」のサイン会も行わせていただきました。遠く石川県からいらしてくださったご夫婦や、いつもコンサートにいらしてくださるお優しい顔馴染みの方などとお会いでき、日曜日の午後幸せなひとときでした。

山野2

2時間の講座のあと、ドレスに着替え、ミニコンサート。
ヤマハ、スタインウェイ、ベーゼンドルファーの3台を使って、モーツァルトの「幻想曲」やショパンの「夜想曲」などの小品を演奏させていただきました。

山野3

山野4

講座で使用しましたベーゼンドルファー214VCは、しばらく山野楽器に置かれることになっています。
銀座にお立ちよりの折にご試弾いただけることと存じます。

様々なピアノの個性に出会える身近な場のひとつが楽器店。音楽との出会いが生まれるスペースとして、確かな発信基地となっていることを感じました。

コンサートを終え、外に出ると夜の銀座にはネオンがともり始めていました。犬年の今年、銀座の街にも様々な犬のオブジェが飾られていました。大きなワンちゃんの前で記念撮影し、帰途に着きました。

犬

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