ルナの会@CHABOHIBA HALL

CHABOHIBA HALL におきまして「ルナの会」を開催。ルナの会は、私が国立音楽大学にご縁をいただいた平成17年からの研究会の名称です。最初の年は、出講日が月曜日だったので、大好きな「月」を研究会の名前にしました。今では週に3日~4日大学に出講していますので、「ルナ」だけではないのですが、名前はそのままに・・・。

今年のスーパームーン(一年で一番大きな満月の日)に、幹事をしてくれている3年生のAちゃんから皆に確認メールが入りました。

ホールの予約、プログラムの作成、出演者の確認まで、以前は私が一人でしていましたが、これも音楽家としての社会勉強の一つ・・・と思い、毎年幹事を決めて任せることにしました。

出納簿をつけるのは初めて、、、という学生がプログラムの紙を買ったときの「おつり」を「収入」に入れていたり(笑)、小さなことではいろいろありましたが、それも勉強のうち。互いの演奏を聴いたり、友人、先輩の前で弾くことで緊張したり、普段とは違うピアノや音響の中で演奏したり・・・。そういう経験を積む中で、少しずつステップアップし、成長する姿を見せてくれます。

CHABOHIBA HALLは、2015年12月オープニングのときにテノールの福井敬先生と一緒に演奏させていただいたホールですが、今では使用率がどんどん上がり、発表会やコンサート、CD録音などにたびたび使われるようになり、嬉しい限りです。ホールとともに常設のベーゼンドルファーmodel 225も皆に愛され、柔らかな音色を奏でていました。

レッスン室の空間では感じなかったことをホールの空間で感じたり、一人一人の個性は公開演奏の場でさらに際立つように思えます。弱点を強みに変え、失敗を勝利に逆転させるエネルギーは若いときにこそ!

枠の中でおとなしく、こじんまりまとまるのではなく、思い切って表現してほしい・・・と思いながらの2時間でした。

いつも優しい笑顔で迎えてくださるホールのオーナーの美子さんとお兄様。樹齢130年のチャボヒバの木が、冬の日差しに輝いていました。2018年もCHABOHIBA HALL にたくさんのいい出会いがありますように!!

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