テレビ取材「ナンネル」

午前中、基礎ゼミで新入生との語らいの場をいただきました。
初めて会うピチピチの1年生から
「コンチェルトはどうやって勉強するのか」
「あがり症をどうやって克服したらいいのか」
「舞台での一体感はどうしてできあがっていくのか」
などなどの質問。
18歳の頃の自分を思い出しながら、ひとつひとつ精一杯答えました。
国立という素晴らしい環境の中で、音楽の森を分け入るための方法をたくさん身につけていって欲しいと思います。
学生時代は、ほんとうに、、あっという間に過ぎ去っていものですから。

午後は、テレビ取材。テーマは、「ナンネルについて」
ナンネルの映画公開に先駆け、ナンネルの生涯についてお話ししたり、「ナンネルの楽譜帳」の中からナンネルが特に気に入っていたという11番、ナンネルの助言で装飾を加えたモーツァルトのコンチェルト16番の2楽章のパッサージュなど弾かせていただきました。
モーツァルトがナンネルと一緒に弾くことを想定して書いた連弾曲を、司会のアナウンサーの方と連弾。

映画は、史実に基づく解説やドキュメンタリーとは別物。
フィクションも交え、純粋に「映画」として楽しむものだと思います。
影の存在であったナンネルに、後世の人の想像を交えながら光を当てることにより、これまで見えなかったモーツァルト像が見えてくるという側面もあるのではないでしょうか。

コメント

  1. YUKO より:

    アポロンさん、ひでみさん
    夜中の番組ご覧いただき、ありがとうございました。
    私は、一瞬の出演?!でしたが、歴史的ピアノを弾かせていただくという行為は、ピアノを愛する方たちの情熱と気が遠くなるような時間の積み重ねとともにある、ということを取材でも実感しました。
    そういう方や楽器に出会えることへの感謝を忘れず、これからもピアノにとってのベストの音色を引き出すことができる奏者を目指して精進していきたいと思っています。
    いつか是非、近くで聞いてくださいませ。

  2. ひでみ より:

    BS熱中人みました。
    歴史のあるピアノを修復する技術、年代を越えて…☆
    奏でる♪ゆうこさんの♪素敵なピアノのメロディー♪素晴らしいです☆
    是非生のライブを聴きに行きたいですo(^-^)o

  3. アポロン より:

    4月15日 NHKBS『熱中人』拝見いたしました。
    楽器の弾き手と、それを支える技術者の、双方の熱い思いが伝わってくる素敵な番組で、とても楽しめました。