山本五十六、奏鳴館、スタインウェイ・・・

長岡のホテルで目覚め、朝10時にホテルの近くにある山本五十六記念館へ。
長岡出身の海軍提督、山本五十六の記念館です。
五十六直筆の書簡などを見学。字に思いを残すように、筆の最後で太くなる独特の書風。
豪快さと繊細さを併せ持つような達筆です。
小さな2畳の勉強部屋、狭くて急な階段、落とし便所や台所のお釜などが、当時のままに残されていました。

続いて下諏訪に寄り、以前から行きたかった奏鳴館(諏訪湖オルゴール博物館)へ。
2階には、世界で一番大きなオルゴール、最古と伝えられるオルゴール、アメリカの華やかなオルゴールなど、貴重な品々が並んでいます。オルゴールの歴史は古く、スイスで始まったと言われます。特にドイツの歴史的オルゴールの音に聞き惚れました。
発明王と呼ばせていただきたいような館長さんの目は少年のようで、案内をしてくださる女性も夢みる少女の眼差しそのものです。
第9の歓喜の歌のオルゴールバージョン、体感できるオルゴール、諏訪の御柱の人形オルゴール、シャボン玉を吹くオルゴールなどなど、夢とロマンとメルヘンの館で、現実を離れて楽しいひとときを過ごさせていただきました。

「くらすわ」で、写真家の柳沢先生と撮影の打ち合わせ。黒沢監督の「乱」撮影中の楽しいエピソードなど、あっという間に時間が過ぎました。

夜は、日本精機の会社内にあるサロンで、お嫁入りしたばかりのスタインウェイを試弾。ウィーンのコンツェルトハウスにあった楽器です。
名だたる名手が演奏してきた名器を奏でるわくわく感とともに、さまざまな曲を弾かせていただきました。
ウィーンから諏訪へのお引越し。象牙の鍵盤ということで書類などを整えるのがなかなか面倒だったようで、空港で足止めになってしまったり、長旅お疲れ様!のスタインウェイです。
澄んだ諏訪の空気の中で、いい音を聞かせていってくださいね。
来月、お披露目コンサートの予定です。

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