神田「楽道庵」

夕方、PTNAの取材。
歴史的楽器について、プレイエル、エラール、そしてクラヴィコードなども交えながらお話しさせていただきました。
「ミー子さんのピアノ・アレ・コレ」というコーナーで登場予定です。
歴史的楽器に興味を持ってくださる方が一人でも増えることを願っています。

中央線に乗り、神田へ。
神田は、あまり馴染みがない場所なのですが、連れて行っていただいたのは、サンフランシスコから一時帰国している楽友です。久しぶりに会い、楽しいひとときを過ごしました。
大学の仏文科を卒業後、イタリアやアメリカなどさまざまな街で暮らし、いろいろな国に旅してきた彼女にとって
サンフランシスコは、とても快適で住みやすい、人間的な街だそうです。
彼女が案内してくださったのは、ベルギー料理の店、シャン・ドゥ・ソレイユ(太陽のような空間)。
ベルギーのビールは、多種多様です。
悪魔のビール(修道院で造られるビールがなぜ悪魔のビールなの?!)や「フランダースの犬」ビール、清らかな少年のビール、フルーツビールなど、ネーミングに惹かれてあれこれ試してみました。
1階は飲む人のため、2階は食べる人のため、という感じで、お洒落にゆったりとお食事を楽しめる雰囲気になっています。
ホワイトアスパラの卵ソース和え、ムール貝の白ワイン蒸し、ウサギのローストなど、ベルギービールのお供も充実しています。

彼女のダンスのパートナーでもあり、神田「楽道庵」の庵主さんにもお会いし、皆で意気投合しました。
ふつうダンスの音楽を担当、というときには、音楽は「伴奏」ということが多いのだけれど、ダンカンダンスの場合は、舞踏と音楽が対等の重要性を持っていて、魂のこもった演奏でないと踊ることが不可能なのだそうです。
先日、ある本で
「コミュニケーションの70パーセントは身体表現」
という言葉が出てきました。
音で表現できること、言葉で表現できること、そして身体で表現できること・・・これらの中にある共通項、そしてそれぞれの異なる特徴。
違う芸術分野であっても、つきつめていくと同じだ!
と膝を打つことが多々ありました。
科学のプロフェッサーでありながら、アートの世界でも国際的な活躍をしておられる庵主のエネルギッシュなお話と、タイムスリップしたような幻想的な「楽道庵」の空間。

非日常の一日でした。

コメント

  1. yuko より:

    先日は、久しぶりの再会、嬉しかったです!
    今は、もうサンフランシスコですか?
    地球の反対側であっても、こうやってつながっている、、、って不思議ですよね。
    次に会える日を楽しみにしています。

  2. 卑弥呼 より:

    久々の再会、本当に夢のようなひとときでした。お忙しい中お時間を作ってくださりありがとうございました。いつかまたご一緒できる機会があったらいいですね。それまでもっともっと精進しなくては。。。ベルギービールの奥深さを満喫しながら、楽しいひとときでした。