ピティナ甲子園北ステーション

24日、大阪入り。

25日、井ノ上千代先生主宰のPTNA甲子園北ステーションによるステップのアドバイザーをさせていただきました。
プレラホールで、北海道からの黒河好子先生、東京からは奈良井巳城先生、そして大阪の船曳千智先生のお三方と一緒です。
ホールの楽屋が控室になっており、4人の距離が近いせいもあってか、和気藹々とした雰囲気。
大阪の船曳先生が、最近の大阪市の事情などもお話しくださったり、黒川先生とは、私が札幌に住んでいたときの共通の知人の話題に花が咲いたり、奈良井先生のお弟子さんが、国立音大で私のゼミをとってくれていた優秀な成績のM君だということがわかったり・・・。音楽の世界は実に狭いのです。
リズミカルな関西弁の響きを聴くと気持ちが軽くなるような気がするのですが、気さくで明るいスタッフのみなさんのおかげで、楽しい一日となりました。

受験生にとっての最後の仕上げの時期に重なり、多くの受験生の方が参加され、その曲にかける意気込みが伝わる演奏が多いステップでした。ベートーヴェンのピアノソナタ、バッハの平均律など、大学受験の課題曲と思われる曲が続き、出演者のみなさんの真剣さが、アドバイザー席の私たちにもひしひしと伝わってきます。


自分も受験のときを思い出しました。先生から
「あなたのようにのんびりした受験生は見たことがない」
とあきれられるような、おっとり型の受験生でしたが、それでも受験のときの緊張感ははっきりと覚えています。


「試験」「コンクール」などを前に、ひたすら練習に練習を重ね、ミスがなくなり、10回弾いたら10回同じように演奏できるようになる、その過程で、失なってしまいがちな新鮮な感動、即興的な閃き、遊び心、わくわくするようなテンションの高まり、そういったものを再び呼び起こして、「本番」に臨んでいただきたい、と思い、アドバイスさせていただきました。

それぞれの方が、自分のベストの演奏ができるよう、そしていい結果が出ますように、願いながら・・・・。

 

 

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