瀋陽の東洋医学院

中国では、病気になると「東洋医学」か「西洋医学」を選ぶのだそうです。
東洋医学の病院を訪ね、医療の現場を見学させていただきました。

漢方薬の調合を行う薬局では、個人ではできない漢方の粉末化や、そのあとお湯に溶いて飲用するまで、面倒を見てくれるそうです。
ふだん杏仁豆腐の上に乗っている赤いクコの実なども標本に入っていました。
私たちの食生活にも中国の医学や医食同源の考えは取り入れられているのかもしれません。
インドや他の国々からも研修に来ている人もいるようで、患者さんに交じって、サリーを来た女性や背の高いヨーロッパのお医者様とおぼしき方の姿も見えました。
気を通すことの大切さ、体を部分的に治すのではなく、体全体をトータルとして考える医療。
看護婦さんたちの肌の美しさには驚きました。生まれたての赤ん坊のようなツルツル肌なのです。

病院の見学を終え、昼食。
毛沢東が好んだというお肉料理は、たいそう美味しかったです。
店の前に置かれた巨大な甕の中には、秘伝のタレが入れられています。このタレを使ってスープをつくります。まる一日かかってつくるスープは、コクがあり、骨の旨みと複雑な味わいでした。本来は辛~~~~い料理なのだそうですが、今日は、私たちのために、辛さ控えめにしてくださいました。

レイタンさんのマンションにお邪魔し、中国式のティータイム。イギリス式アフタヌーンティーにもおとらぬ美しいお道具で、中国のサロンにいるようでした。

午後から北京へ移動。
首都はさらにビルがジャングルのように立ち並び、天安門広場はテレビで見るより何倍もの大きさでした。

コメント

  1. YUKO より:

    NISHISAN!札幌の横断歩道は、ワタシちゃんと青で渡ってましたよ~!
    > 人の陰と陽のバランス、とか。
    まさに!太陽と月、男性と女性、音楽も光と影の交錯でできてますし・・・。

  2. nishisan より:

    人の陰と陽のバランス、とか。