京都・アトリエ松田

国立音大での研究会のあと新幹線に飛び乗り、京都へ。
以前、3年ほど京都に住んだことがあるので、地下鉄に乗って地名がアナウンスで聞こえるだけて懐かしい気分になります。烏丸五条のシタディーンホテルにチェックイン。
そこから夜の京都をそぞろ歩き、路地裏の「かき谷」で一休み。朝昼とほとんど食べる時間がない慌ただしい一日だったので、静かな店内でほっとひと息つきました。
茹でた九条葱や九条葱だし茶漬けなど、繊細な京野菜の味を堪能。滋賀の「不老泉」というお酒も楽しみました。

翌日は、修学院のアトリエ・松田へ。彫刻家松田尚之氏によって76年前に建てられたアトリエです。
天井は高く、素晴らしい音響です。氏の彫刻作品が並び、雨のお庭の風景も芸術的でした。
子供たちの演奏を聴かせていただき、アドバイザーもさせていただくとともに、短時間のトーク・コンサートで少し弾かせていただきました。
トークコンサートのためにわざわざいらしてくださった方も会場に。アンコールコーナーでは、氏のお孫さんでもあられる紗依先生と子供たちが飛び入り出演してくださり、和やかなアンサンブルに。
とても楽しいひとときでした。

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今回は、紅葉を見たり、神社仏閣を回ったりする時間はありませんでしたが、アトリエ松田の漆喰と木造の素敵な空間の中で、晩秋の京都を味わいました。

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