メゾ・ソプラノってすばらしい!

立川市錦学習館で行われている毎年恒例の「にしきまつり」。
今年は、メゾソプラノの岩森美里先生をゲストにお招きしての「メゾ・ソプラノってすばらしい」
~音楽で贈る、ワルツと花のプレゼント~に出演させていただきました。

礒山雅先生の楽しいお話で和やかに始まり、私のピアノソロでワルツメドレー。
ヨハンシュトラウス、シューベルト、ブラームス、ショパンのワルツを。
ヨハン・シュトラウスのワルツは、会場の雰囲気を明るくし、温度を上げるのに最適。
ニューイヤーコンサートでもおなじみの「酒・女・歌」で始めました。
この題名、ウィーンの男性が好きなものを好きな順番に並べているとか。歌より酒・女が先というのが?!

岩森先生は、花の曲をメドレーで。インドネシアのブンガワンソロ、韓国のアリランなど、「花」にちなんだ美しい曲がしっとりと歌われ、あらためて「メゾ・ソプラノ」の温かさと包容力を感じました。

後半は、歌とピアノで贈る愛の讃歌。
岩森先生は、二期会で最初に「カルメン」を原語上演の際、カルメンを演じられたベテランです。
「ハバネラ」のリズムが始まっただけでカルメンオーラが光ります。

「トロイメライ」と「童神」、「献呈」と「アメージンググレース」等々。
クラシック、ポップス、ジャズ、とボーダーレスな一日でした。

昨年は、「ソプラノってすばらしい」で澤畑恵美さんとご一緒させていただき、今年はメゾソプラノ、来年は、「テノールって素晴らしい」、再来年は「バリトンってすばらしい」と続くようです。
歌が大好きな私にとって、とても楽しい春の「にしきまつり」です。

コメント

  1. yuko より:

    けんさん
    同感です。映画で言えば、助演女優賞のポジション。名画になるかどうかの決め手でもありますよね。岩森先生もおっしゃっておられましたが、一筋縄でいかないような役が多く演技力が必要なのだそうです。

  2. けんフロム神戸 より:

    メゾソプラノ。
    昔、職場に事務のアルバイトに来ていた方がメゾソプラノ、でした。
    とっても明るく前向きな方で、「当たってくじけろ(?)」と励ましてもらったこともありました(笑)。
    その後、関西では、第九のソロに毎年のように出演していましたが、その時は見にいけませんでした。
    何年か前に、神戸の松方ホーで、ピアノの青柳いずみこさんと二人でリサイタルを開いたときにはじめて観に行くことが出来ました。
    その時の、カルメンが、良かったです。
    メゾって、なかなか主役になれませんが、味がありますよね。
    ヴァイオリンに対するヴィオラ、みたいなものでしょうか。
    何かの拍子に、何とも言えん魅力が醸し出されます。