カワイ「パウゼ」講座 最終回

カワイ表参道「パウゼ」での”一歩上を目指すピアノ演奏法”講座、
5回シリーズをお引き受けしましたのが5年前。
続、続々、続々々、、と続いているうちにあっと言う間に5年間。計25回させていただいた計算です。今回を一応の区切りとして朝の講座、最終回とさせていただきました。
コンサートや大学出講の合間を縫っての開催でしたので、月も曜日も気まぐれな日程の中、朝の10時半からという時間帯にも拘わらず、遠方からいらしてくださったり、全出席の方もいらしてありがたい限りです。ピアノの先生、演奏家の方など、それぞれにお忙しい中、熱心に受講してくださった皆様に感謝です。
最終回は、「ショパンとプレイエル・ピアノ」の発刊記念講座ということで、ショパンの曲を取り上げました。
ショパンがプレイエル・ピアノを使って行った「黒鍵から白鍵に指を滑らせるようなフィンガリング」や「あえて弱い小指や薬指でかけるポルタメント」など独特のピアニズムについて実例とともに紹介。
またフレーズ構造が単純になる分、和声が複雑になっていく語法をアナリーゼ。
そしてプレイエル・ピアノが体現していた柔らかな音色やほのかに香るようなピアニッシモの表現など、ペダリングやタッチによっていかに音色が変化していくか・・・等々。
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今後は、講座ではなく、コンサートでお目にかからせていただく予定です。
これまでいつも「パウゼ」では、「おはようございます」の久元祐子でしたが、
次回は、夜の久元祐子に変身?!です。

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