三条市 一番星育成事業

将来の”一番星”として輝けるよう、その能力を更に高め、活躍していくための「一番星育成事業」が今年から行われることになり、ピアノを担当させていただくことになりました。

三条市では、國定勇人市長さんの斬新なアイディアが次々と実現されてきているそうです。

今日は、オーディションを行い、今年の受講生5人が決定しました。
ピアノの演奏審査のあと、面接。それぞれに個性の異なる一番星候補生の皆さん。
「ピアニストになりたい!」「音楽大学に進みたい!」「将来音楽関係の仕事につきたい!」と
小学生、中学生、高校生、それぞれの年齢でしっかりと将来を見据えた意志と夢を持っている頼もしい5人です。

ピアノは、集中力を鍛える、と言われますが、面接での受け答えもしっかりしていて、輝いた瞳と堂々とした姿勢、大人顔負けの応対は、さすがでした。

三条市は、職人さんの街だそうで、古くから「ものづくり」の街として有名です。そういえば、家でいくつか愛用しているお鍋は、燕三条で造られたものです。

「職人気質」と担当の女性がおっしゃっておられましたが、ドイツ風に言うとマイスター。「一つの技芸を極めていく」という意味で、音楽と大きな共通点があります。

その素質を開花させるための基礎力、夢を実現するための道筋をこれから5回の公開レッスンと終了コンサートで発揮していってほしい、と願っています。そしてそれぞれの子供達の個性にあったアドバイスをしていきながら一緒に音楽を創っていきたいと思っています。

新幹線で燕三条に近づくにつれ、緑が増えていきます。のどかな田園風景を楽しみながらの往復と子供達との出会いが嬉しい一日でした。
お世話になりました三条市の皆様に御礼申し上げます。

2014-07-21-11-14-43

コメント

  1. yuko より:

    宇津木さん
    ありがとうございます。自然の中でのびのびと育った子供たちに音楽の素晴らしさ、楽しさを伝えていきたいと思っています。将来、長くピアノを弾いていくための基礎の力を身につけることが、音楽の道を進むための大きな原動力となるでしょう。感性を磨き、身体を鍛え、素質を、引き出していけるよう頑張ります。

  2. 宇津木 実花 より:

    国境を超えた歴史文化芸術における人材育成ー素晴らしいです。
    個性や感性を磨き、伸びやかに羽を広げていけますように。。