朝日カルチャーセンター新宿でのレクチャーコンサートシリーズ「モーツァルト 生涯と作品」。
第2回の今日は、「青春のモーツァルト パリへの青春旅行がもたらした名曲」と題し、ピアノ・ソナタ イ短調K310、「あぁ、お母さん聴いて頂戴」による変奏曲、「私はランドール」による変奏曲、ヴァイオリンの伊藤みや乃さんをお招きしてヴァイオリン・ソナタ ホ短調 K304をとりあげました。
モーツァルト、人生初の大きな挫折となったパリ旅行。その失意の日々は、人間モーツァルトに成長をもたらし、音楽家としての大きなステップアップにつながりました。
自筆譜と出版譜の違いなど、かなりマニュアックな内容も含むレクチャーなのですが、モーツァルト愛好家の皆様の熱意に支えられて講座が続いています。
奏者が、楽譜という暗号から何を読み取り、音楽にしていくか、というアプローチについてもお話しさせていただきながら、実際の演奏を聴いていただきました。
次回は、来年2月21日(土)午後4時からです。
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今日は、リハーサルが終わった瞬間「ゆうちゃん!」という懐かしい声が後ろから聴こえ、振り向くとパリ在住のピアニスト上田晴子さんの声でした。芸大の同級生ですが、卒業以来、うん十年ぶりの再会でした。ちょうど私の前の時間に講座を受け持たれていたそうです。
先日は、都立芸術高校の同級生のピアニスト、大須賀恵理さんに大学の教室前でバッタリ再会し、それ以来、ランチ(プチ同窓会?!)を楽しんでいます。
練習、本番、、、とも孤独な時間が多い・・・と言われるピアノの世界ですが、ミューズの神様が、旧友との嬉しい再会をさせてくれているのかもしれません。
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