六甲アイランドにて

「神戸に春がやってきた!」と歌いたくなるような朝の陽気でした。
住吉駅経由でアイランドセンターへ。チューリップがひらひらと風に揺れています。
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六甲アイランドのオルビスホールを拝見しました。極めて珍しい円形のホールで、ファッションと音楽を結びつけた催しなども行われているそうです。以前、音響の第一人者、永田穂先生が「円形が音響設計の上で一番難しい」とおっしゃっておられましたが、円の真ん中で音を聴いたとき、すべての壁から音が跳ね返ってくるような不思議な感じがしました。その空間をうまく生かし、演劇など一体感を要するジャンルなどにも利用できるのではないかと感じました。
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神戸ファッション美術館では、ちょうど「1950年-70年代の阪神間スタイル」の展示が行われており、関西を舞台にファッション界をリードしてきたデザイナーさんたちの作品が展示されていました。モードやヘアメイクの変遷は、ライフスタイルや文化に直結していて、その時代の空気までもが、一緒に展示されているようでした。
お隣では「衣服にできること~阪神・淡路大震災から20年」の特集展示もされていました。災害時、厳しい環境から身を守る役目を担った衣服、人をプロテクトする服、というコンセプトで制作された「Prefab Coat]シリーズ。衣服造形家、眞田岳彦氏による「幸せに生きるきっかけ」が提案されていました。
モードの歴史の貴重なフィルムなども放映されており、見入っていると、いつの間にか、ランチどき。
忙しくてしばらく行っていなかった三宮の「たちばな」さんへ。いつもお客さんが並んでいる人気店です。三つ葉の入っただし汁に「明石焼き」を泳がせ、口に運べば、ふわっと広がる卵の風味と、こりっとした歯触りの明石ダコが絶妙にマッチ。カウンターに座り、おかみさんの手際の良さと心配りに感嘆しながら、一人前10個をあっと言う間にたいらげました。
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