課題曲セミナー&コンサート@弘前

ピティナ弘前

ピティナ弘前支部主催で「2015年度ピティナ・ピアノコンペティション 指導者のための課題曲セミナー&コンサート」がスタジオMで開催され、午前中は青森のピアノの先生方、そして午後からは生徒さんたちがお集まりくださいました。

幼児のクラスから大学生のクラスまで難易度が異なり、バロック、古典、ロマン、近代と4期に分かれて課題が出されるPTNAのコンペティション。子供たちにとっても励みとなり、練習のモーティベーーションになるのは、良いことだと思います。コンペをいい形でレッスンに取り入れておられる先生方は、レッスンでも本番に向けての仕上げのスケジュールをたてていらっしゃるようでした。

ただ、子供時代、コンペの課題曲だけを長期間練習し続け、ほかのことに目を向けない、というのでは音楽的に偏ってしまうと思い、課題曲セミナーでありながら、ピアノに向かう子供たちへの基本のこと、ほかの楽曲を見るときにも応用のきくことをお話ししたい気持ちが毎回強くなってしまいます。

おまけに、開演前、昨日までのコンサートで顔なじみになっている子供たちと目が合ってしまうと、「ちょっと弾いてみて」とコンサート前のプチレッスン。子供たちに”かぶりつき”席で見てもらったり、自分の手の上に手を乗せてもらって手首の回転の方向を感じてもらったり・・・と、ついついおせっかいぶりを発揮してしまいました。
子供たちの反応の良さと感性の鋭敏さには、感心します。

「祐子先生!飛行機乗り遅れます。」の一声でお開きとなったセミナー。時間配分を冷静に行わなくては・・・と反省しきりのセミナーでした。

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