フリーメイソンのためのカンタータ

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最晩年のモーツァルトがフリーメイソンのために作曲したカンタータ「無限の宇宙の創造者を讃えるあなた方が」。
私にとり、これまで演奏会にかけたことがない初めての曲でした。
フリーメイソンの会員の方にとって”素晴らしい”歌詞であっても、非会員にとっては観念的な詩のように感じ、ピンと来ない曲のひとつだったのです。
今回は、前日入りしたテノールの鈴木准さんと一緒に曲を仕上げていく中で、モーツァルトの「魔笛」に通じる表現が音符の向こう、詩の行間から見えてきました。
マエストーソな歩みを示すリズム、歓びを表すハーモニー、語りの息遣い、、、。
タミーノが当たり役の鈴木准さんの声は、直球の潔さと清らかな透明感があります。
難解なカンタータでありながら、聴き終わった瞬間、爽やかな気持ちになる歌唱。
まさに「青空に飛翔する」の巻、最後を飾るにふさわしいプログラム!
乞うご期待!です。

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