仙台から帰還

山形から作並まで迎えに来て下さった富岡本店のGさんにとっては、災難の一日になってしまい、申し訳ない限りです。
通常であれば、講座を終え、慌ただしくお別れし、ほとんどお話しすることもなく終わってしまったであろう私と、体力の限界ギリギリの中で共に大雨に立ち向かう戦友となりました。
9ヶ月になる可愛い息子さんの写真が待ち受け画面に映るGさんの携帯電話。だんだん電池が切れてきて、とうとう画面が真っ暗になり、気持ちも真っ暗になったかのようにお見受けしました。数時間で5キロは痩せてしまったのでは、、、という感じでげっそりしていきます。
運転免許を持っておらず、道にも疎い私は何の役にもたたず、途中あいていたコンビニで非常食を買い込むくらいしか出来ませんでした。
責任感とご家族への愛情が、豪雨の中の12時間運転を可能にしたのだと思います。
作並から山形に向かい真夜中を過ぎた頃、48号線が冠水し通行止めになったという情報を入れて下さったのは、神戸在住のフェイスブックのお友達です。真夜中であるにもかかわらず、その後も道路、天候、避難所の最新情報を入れて下さり、感謝の気持ちでいっぱいです。
山形行きを諦め、作並に引き返しましたが宿にあきはなく、仕方なく仙台方向に向かいますが、この時すでに宮城にも避難勧告が出ていました。
山形にいる富岡本店のスタッフさんに仙台の宿を探していただき、空きが見つかった小さなホテルを目指しました。冠水道路を避け、土砂崩れの危険に怯えながら、何度か水に車を持ち上げられそうになる中、なんとか仙台に辿り着き、床につけたのは夜中3時。
翌朝も山形までの交通はストップしたままで、けっきょく講座は中止。
朝10時、仙台から通常運転の東京行き東北新幹線に乗ることができました。
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昨日の嵐は嘘だったかのように美しい空が広がっています。
一日も早い復旧を祈りながら帰路に着きました。
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講座のご予約を下さいました皆様にはご迷惑をおかけし、申し訳ありません。
大変な状況の中、いろいろ対応下さいました富岡本店の皆様にも御礼申し上げます。

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