ダ・ポンテとモーツァルト

オペラ歌手の高橋薫子先生が「行きたいけど本番で行けない」とFBで情報を載せておられたイタリア文化会館での特別映画上映会。新宿での勉強会のあと、九段下に寄り、鑑賞することができました。
2009年、カルロス・サウラ監督によって制作された映画「ドン・ジョバンニ 天才劇作家とモーツァルトの出会い」です。
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オペラ「ドン・ジョバンニ」誕生に至るドラマが美しく幻想的な映像のもと描かれます。史実から自由に発想が膨らんだ映画ですから、史実と異なる!とお怒りになる愛好家の方もおられるかもしれませんが、風景や衣装など当時の空気感が出ていて、それだけでも充分楽しめる映画でした。
イタリア文化会館では、このようなイタリア文化を紹介する映画をときどき無料で上映しているようです。
会場は満員でした。スタッフのお兄さんたちと記念撮影。私はこんなに”ちび”だったかしらん?
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一昨年イタリアでの演奏会の帰り、ダ・ポンテの生地に立ち寄ったときの記憶が蘇りました。少年時代のピュアな面立ちの銅像が立っていましたが、映画でもそのピュアな面を残し、放蕩の末、最後は美しく純愛に生きるという筋立てでした。
天才劇作家ダ・ポンテの波乱万丈の人生と 天才作曲家モーツァルトの短くも激しい人生が交わり生まれたオペラ「ドン・ジョバンニ」。ジャコモ・カサノヴァ、アントニオ・サリエリなどモーツァルトを巡る人間模様とオペラ界の確執や駆け引きなどが、リアルに描かれていました。

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