リサイタル@八戸

八戸の「友の会福祉会館」に於きましてリサイタルをさせて頂きました。
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東北新幹線で八戸に近づくにつれ、田園風景が広がり、気持ちが和んできます。慌しい日常から解放されるひとときです。
今年一番の寒さとのことでしたが、あまり寒さを感じないのは、皮下脂肪のおかげかしらん?!
今日は、会館にヤマハC7Xが入ったそのお披露目の演奏会でもあり、直前まで調律が念入りに行われました。
リハーサルは、新雪を滑るスキーヤーのような気持ち。誰の癖も付いていないピアノは、「初めまして」のワクワク感があります。
ダンパーがついていない高音は、新品であっても音がよく響きます。ただ中音域は、ハンマーに弦の跡がつき始めるあたりの頃が最もメロディーが歌いやすくなるので、今は音がまだ少し硬い。蕾の状態から、多くの方の手によってたくさんのメロディーが奏でられ、これからだんだんに花が開いていくことでしょう。
今夜の演目は、ツンペのスクエア型ピアノ、ヴァルターのピアノフォルテ、プレイエル・ピアノなどで作曲された曲たち。それらを弾くには、「音量が出すぎない」ピアノが幸いした面もあるかと思います。
不思議に客席との一体感のあるホールでした。バッハ親子、モーツァルト、ショパンとともに、温かいお客様とひとつになれた演奏会になりました。
七味屋で打ち上げ。10年ぶりの再会!に、楽しいひとときとなりました。
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細やかにお世話くださいました東京堂八戸店の皆様に感謝申し上げます。

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