第45回 井植記念館コンサート

6月4日、公益財団法人 井植記念会主催、垂水区音楽協会共催の「第45回 井植記念館コンサート」に出演させていただきました。

垂水駅から車で10分ほど。ジェームス山山頂の井植記念館に到着。淡路島、明石海峡大橋、小豆島、垂水区の街並みを見渡せる絶景!に感激。

井植

太陽光が柔らかく注がれる白い建物に入り、まず三洋電機 創業者の井植歳男氏の業績を展示した記念室を拝見しました。リハーサルでピアノを弾き始めると、緑の芝生の向こうから鳥が囀り、モーツァルトの合間に「チュンチュン」「ピーピー」と可愛い声が聴こえてきます。私が弾く32分音符とピッタリと合ってしまった瞬間があり嬉しくなりました。梅雨入りまじかの今日、なんとか雨も降らずにギリギリセーフ!のお天気です。

「モーツァルトを楽しむ」というタイトルの今日のコンサート。幻想曲KV397で始めさせていただきました。休憩後にソプラノ(関西二期会会員)の老田裕子さんが「クローエに寄せて」などの歌曲、「魔笛」から”愛の喜びは消え”などのアリアをピアニスト河内仁志さんの伴奏で歌われました。神戸市混声合唱団団員と専属ピアニストでもあるお二人。息の合う演奏で、強く輝かしいモーツァルトでした。

ピアノ・ソナタKV545 では、客席から「懐かしい~」という囁きが。最後の「トルコ行進曲」の後、アンコールではショパンを数曲。

終演後、老田さんと記念撮影。お喋りを楽しみながら一緒に帰途に着きました。

老田さんと

お世話になりました井植記念会、垂水音楽協会の皆様、そしてご来場の皆様、ありがとうございました。
お申込み多数のため抽選となり、お聴きいただけなかった皆様に、この場をお借りしてお詫び申し上げます。

コメント

  1. yuko より:

    コメントありがとうございます。弾いた記憶、聴いた記憶、、、。皆様それぞれに懐かしさは違っても心に残っている旋律であることに間違いないですね。年を重ね、音符の間からいろいろな色が見えてくるのも古典の素晴らしいところだと思います。

  2. spica より:

    ❀>『KV545 では、客席から「懐かしい~」という囁きが』
     囁きを漏らしたオーディエンスの心情、よく分かるような気がします。あの曲の冒頭を聴いて童心に還ったような気にならないひとは少ないでしょう。
     ところで久元先生がこの曲(の冒頭)をお弾きになる際のテンポは(比較的)速めでしょうか、遅めでしょうか。思いますに、きっと「ちょうどよい塩梅」なのでしょうね。
     お疲れさまでした。