国立音大で、8月1日、2日は受験準備講習会、そして8月3日、4日は社会人対象の夏期講習会でした。
バッハ、ショパンのエチュード、古典のソナタを入学試験に向けて準備している受験生さんたちにとって、夏はじっくり曲作りに励むことが出来る時期でもあります。
基礎力は、受験のためというより長い音楽人生に備える力とも言えるもの。身体に気を付けてもりもり力をつけてほしい!と思いつつ、厳しくレッスンさせていただきました。
3日からの社会人講座のほうは、様々な形ですでに音楽にかかわっておられる大人の方が対象。関西、九州など遠方から参加してくださった方も多くいらっしゃいました。暑い中、本当にお疲れ様でした!
昨年の「モーツァルトを極める」の続編ということで、モーツァルトに特化した講習会としてはこれで一区切りです。
モーツァルトを極めよう!と銘打ったからには、モーツァルトが弾いた鍵盤楽器にもアプローチ!昨年はクラヴィコードとピアノフォルテでしたので、今年はオルガンとチェンバロ。
最初に講堂大ホールのパイプオルガンで、数曲演奏させていただいてからオリエンテーション。
続いてチェンバロ講義、試弾、古典調律体験なども交えながら、ソナタ、小品、協奏曲のピアノ公開レッスンを2日にわたり行いました。
込み入った「音律」についても、わかりやすい資料制作とともにご講義くださった大津直規先生、調律の畑山智美さんのご協力に感謝申し上げます。
そして「音楽は、人生において、大切でかけがえのないもの!」という意識と情熱を持って暑い中参加してくださった受講生の皆様に感謝です。
モーツァルトを通じて演奏する喜び、鑑賞の楽しさを共有していただけたとしましたならば、とても幸せです。
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