公開講座&特別レッスン@西宮高校

西宮
兵庫県立西宮高校で公開講座と公開レッスンをさせていただきました。
午後1時20分から途中休憩10分を挟んで4時半まで。
高校生のみなさんが、3時間も聴いてくれるのかしら?!と不安でしたが、音楽科の生徒さん120人が熱心に耳を傾けて下さって嬉しかったです。
名門西宮高校の生徒さん達は、姿勢も良く礼儀正しく、反応も良くて、驚きました。集中力がもつのかしら、、、などと心配した私の方が恥ずかしいくらいでした。
前半はスタインウェイのフルコンサートグランドを使ってショパンのレクチャーとレッスン。このスタインウェイは、第二次世界大戦直後、ニューヨークとハンブルク両工場で合作された貴重な楽器です。
後半は1908年製のハンブルクスタインウェイでモーツァルトのレクチャーコンサート。
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これらの歴史的楽器がオーバーホールなどのメンテナンスを含め、良い状態で弾かれ続けているのは、音楽科の先生の見識、担当技術者の方のきめ細かな調整、PTAなど周りの方々の支援があってのこと。
いい楽器だからと弾かずに箱入り状態にしてしまうと楽器は息をしなくなってしまうのです。
音楽科の先生が「本当は生徒たちのために、ごく一般的な、現代のピアノにしたかった」と思われたこともあるそうですが、伝統ある高校の歴史の中で、古き良き時代の音が絶えることなく続いていることの素晴らしさを感じました。
「質問が2つ3つ出ると思うので、答えて下さい」とのことで質問コーナーに20分用意していたのですが、何と40以上も質問の紙が!
時間いっぱいまで精一杯お答えさせていただきましたが、答えきれずに終わってしまった質問もあり、ごめんなさい!!!
折を見て、質問をブログで取り上げお答えしていきたいと思います。
公開レッスンでは、優しい音で「舟歌」を演奏してくれたE君、ありがとう!
大雨警報が出ると高校は休校になります、と言われ心配された天気ですが、雨もほとんど降らず、ミューズの神様とお天気の神様に感謝です。

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