神戸室内管弦楽団@紀尾井ホール

20日、21日と神戸文化ホールでの練習を終え、東京へ。
昨夜はイチロー引退会見に涙しながら床につきました。「天才を理解するのは天才のみ」はシューマンの言葉ですが、イチローの重い言葉を完全に理解するのは、我々凡人には難しいことかもしれません。

朝は桜開花のニュース。春物の薄手の洋服を引っ張り出して四谷へ。
桜にもたくさんの種類があるためか、すでに満開になっている桜の木の隣に、一つも咲いていない木があったり・・・。本格的な桜吹雪の季節にはあと1週間ほどというところでしょうか。

まずは、会場に入ってすぐに、ベーゼンドルファー・ジャパンから運ばれてきたモデル280VCのもとへ。調律師、津田克巳さんとの打ち合わせに入ります。

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その日の天気、ホールの音響と楽器の調律・調整によって音質が決まります。
針の入れ具合、鍵盤の深さの微妙な調整など、調律はつくづく微妙な世界だと痛感します。

20190322_180035紀尾井リハーサル

神戸文化ホール大ホールでの練習のときには、スタッフの方が紀尾井ホールの大きさに合わせてステージにテープを貼ってくださり、本番の舞台を想像しながら練習させてくださいました。そんな細やかな気遣いは嬉しい限りでした。
椅子を選んだり、ピアノの位置を決めたり・・・。リハーサルでバランスチェック。

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今回は、早逝の作曲家、メンデルスゾーンとモーツァルトという組み合わせのプログラムです。若く溌剌としたエネルギーに満ちたモーツァルトピアノ協奏曲 第9番「ジュナミ」を共演させていただくのは、若きマエストロ、石川星太郎さんと可憐なコンサートミストレス長尾春花さんです。生気あふれる演奏でリードしてくださいました。

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明日は神戸入り。明後日の本番に備えます。

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