赤い蔦がからまる古木も風情があります。
1時間半のリフレッシュのあとは、気持ちもすっきりしていつもより練習がはかどりました。
あんなに暑かったのに、しっかり秋が来て、冬が来る・・・。四季の移り変わりに感謝!です。
ところで、先週の「演奏解釈」の時間に、チャイコフスキーの「四季」を取り上げ、それぞれの曲を味わいました。もともとペテルブルクの出版社からの依頼で月刊誌の付録としてチャイコフスキーが作曲した12曲。それぞれの曲には、同時代の詩がセットになっています。24人のクラスですので2人で組になって1曲ずつ担当。
ペーターズ版などに、抜粋の4行だけ掲載されているのですが、その詩の原文を調べてくる、、、という課題を出したところ、国会図書館のサイトや大学の図書館で調べあげて、発表してくれた人もいました。リサーチ能力に拍手!
私が若い頃は、遠くまで足を運び、手探りで膨大な時間をかけて探していたものが、ネット時代の昨今、クリックひとつで見つかったり、図書館のスタッフの方がすぐに見つけてくださったりします。
そして「ぐぐる」(GOOGLEで調べる)ことが当たり前の世の中になり、わからないことをずっと覚えていて探求していくという姿勢は持ちにくい時代と言えるかもしれません。逆に、簡単に手に入る膨大な情報量をどのように整理し、自分の中に取り込んでいくのかが、新しい課題。大切なことは何かを、選び取る鋭い感性が要求されているように思います。
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