ウィーンへ

受験生のための夏期講習会、筆記試験採点、成績評価、季刊誌の校正、コンサートチラシのチェックなど、怒涛の1週間を終え、夜中にパッキング。一足先にウィーン入りしている調律師さんからラインで「こちらは20度。寒いです。団扇2本と携帯用扇風機2個持ってきたのに、出番なし。必要なのは上着でした。」とメッセージが入り、慌ててカーディガンやスプリングコートなどを詰め込みました。

成田空港へ向かい飛行機に乗り込んだ途端、歯医者さんの定期検診の予約をすっかり忘れてしまっていたことに気付きましたが、時すでに遅し。先生、ごめんなさーい。

12時間でウィーンに到着。今回の宿は、シュテファン寺院近くのホテル。チェックインのあと、寺院に入り、蝋燭を灯して、天国に逝った恩師、親族、友人に祈りを捧げ、旅の安全を祈りました。

ウィーンのドイツ語は丸く円を描くように耳に響きます。ドイツ語では、SAをザと読みますが、ウィーンではサになります。濁らない透明感と柔らかさは、ウィーンの名器ベーゼンドルファーの音色やウィーン・フィルの艶やかな響きにも繋がっているように感じるのは私だけでしょうか。

大聖堂の鐘の音を聞きながらベッドへ入り、ウィーン時間スタートの眠りにつきました。

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