昨日、ずっとホールに缶詰状態だったので、むしょうに土にさわりたくなり、練習に入る前の1時間、早春の昭和記念公園を散歩しました。
飲み屋さんのメニューに”菜の花のおひたし”が加わると「そろそろ春」という感じがしてきますが、公園にひときわ目立つ黄色い菜の花軍団。オイリーなエネルギーに満ちた香りをはなっています。
池は、元気な”おたまじゃくし”でいっぱい。
そこかしこに、生命の息吹を感じる季節です。
このおたまじゃくし全員が蛙になったら、池はすし詰め状態?!
盆栽苑に立ち寄り、真柏に対面。推定樹齢約250年ということですから、モーツァルトの生まれた年からずっと生きている計算です!
名曲も永遠の命を与えられ、人々の心に生き続けますが、「木」の生命力の強さには、神秘の力さえ感じます。
あるドキュメンタリー番組の一場面、世界的指揮者が出番前に”木”に触れ、自然のパワーをもらってからステージに出る、というのを思い出しました。
驚きのパワー、堂々たる風格です。
盆栽というと箱庭的なチマチマした世界を思い浮かべていた自分が恥ずかしい。
奧の深さと芸術性にうならされました。
「大きな器に入れると根は大きく張り、葉が豊かに伸びるのです」
という係の方のお言葉。
う~ん。人間と同じかも。
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