N響楽定期公演・マーラー5番

久しぶりに、NHK交響楽団の定期公演を聴きに出かけました。
プログラムは、旧ソ連の作曲家、デニソフの『絵画』と、マーラーの 交響曲 第5番 嬰ハ短調でした。
デニソフの曲は、初めて聴く曲でしたが、色彩感と変化に満ちた曲でした。
マーラーがこの5番のシンフォニーを作曲した小屋に、数年前訪問したことがあり、その小屋から見た情景、小さな作曲部屋の空気が蘇りました。
次々とめくるめく楽想が夢のように現れ、それが陶酔の世界に誘うマーラーの不思議なファンタスティックな世界ですが、今夜は、手堅く”形”が見えてくるような解釈で、陶酔よりも構築を感じました。
指揮は、ハンス・ドレヴァンツさん。

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