ピアフェス2019

言葉を省略するのは、日本独特の習慣だとか。。。
ファミマ、マックは当たり前、チャイコン(チャイコフスキーコンクール)、ベト七(ベートーヴェン交響曲第7番)、ラフマ2番(ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番)など音楽の世界でも省略後が飛び交っています。
以前、作曲家の間宮芳生先生に師事していた頃、間宮先生がこの省略言葉を忌み嫌っておられ、一つ一つ言い直しをさせられたことを覚えています。言葉を大切に歌を作っておられる方にとって、言葉を短くしてしまうなんて、音楽の音符を減らすようなもの。許せない!とお怒りの気持ちもよくわかります。

とは言え、国立音大ピアノフェスティバルが3年目に入り、すっかり「ピア・フェス」が、くにたち夏の風物詩として定着してきました。

今年は、2台8手で「フィンランディア」の演奏を担当。
イル・デーブで活躍中の河原忠之先生がプリモ、私がセコンド。対面で弾かれたのが、副学長の梅本実先生(プリモ)と奈良希愛先生(セコンド)。


男性がバスのパート(セコンド)としてバスを支え、女性が上のパート(プリモ)を担当するのが普通ですが、じゃんけんで決めた結果、見事男女逆転になったという次第。
個性の異なる4名が、本番は気合と迫力で押し切った演奏。バスを担当する楽しさを感じた10分間でした。

今年の夏は、梅雨寒が続き、私のソーラー腕時計は日光不足で気絶したまま2週間動きません。
夏という感じがしないまま、たくさんの子供たちが参加し、賑やかなピアフェスとなりました。
きっと皆の熱演のせいで、太陽の季節も間近となることでしょう。

一年ぶりに大きな成長を見せてくれたり、コンクールのために頑張っている成果を聴かせてくれたり・・・。レッスンでは、元気な子供たちから大きなエネルギーをもらいました。

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