大はし

「北千住の幻の店に集合!」

お酒にはちょっとうるさい楽器店のスタッフの方のひと声で、調律師さんたちと盛り上がりました。

仕事でちょっと遅れてしまった私に、近くまで迎えにきてくださった調律師さんは、「みんなもうできあがってるから早く追いかけてね。」と、暖簾を割って案内してくださいました。

一歩店の中に入ると、そこは別世界。

明治時代からの写真、年代物のテーブルーそこには、江戸情緒と下町のパワーがぎっしり。空気自体が飛び跳ねてるような活気です。

カウンターの奥には、巨大な鍋。「ん?」と見やる私に、渋い大将が、「おねえさん、煮込みいくかい?」。

さっそくいただきましたが、これが絶品。

煮込みは臭味があってちょっと。。。と敬遠なさる方は、是非お試しください。きっとやみつきになること間違いなしデス。

カシラは噛むほどにじわっと風味が口に広がり、ほどよく味がしみた豆腐もまたとろけそうなグーな舌触り。これに焼酎という組み合わせは、長年連れ添う古女房の世界?(なんだか、男の人の気持ちがわかってきた?!?!)

焼酎は初めて見るボトルでしたが、これに梅シロップと氷を浮かべぐぐーっといっぱい。

老舗、名店という気取りはまったくなく、客とともに毎日うまいものを感じる。そこには哲学すら感じる江戸の根性のようなものが漂います。

結局、3時間早くから飲んでる先輩たちを、追いかけるどころか追い越してしまった愉快な夕べでした。

大はし
東京都足立区千住3-46
03-3881-6050
★日、祭日休

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