彦や(和風ビストロ)

東京女子医大からほど近い、抜弁天(ぬけべんてん)交差点の近くにある、和風ビストロのお店です。L字形のカウンターと、座敷のテーブルが3つほどのこぢまんまりしたお店です。
オーナー一人で作るお店なのに、メニューは毎日書き換えられるほど数多く、ホワイトボードに書かれた大量のお品書きは、どれも 一工夫を感じさせるものばかり。
刺身盛り合わせひとつをみても、 すばらしい鮮度+しっかりした仕事に頭が下がります。 そのうえ手が込んでいます。どれをいただいても「うまい」としかいいようのないレベルなのです。
手際がいいのか仕込がいいのかわからないのですが、お店が混んでいてもササっと出てきます。

その中でも私の定番になりつつある「ホタテとフカヒレの春巻き」はたまらないものがあります。ホタテをざっくりとサイコロサイズにカットしてあります。フカヒレはホタテとホタテの間にびっしり入り込み、さらに全体がうっすらとホワイトソースにくるまれています。カラッと揚がった熱々春巻きは二つにカットされて湯気をだしながら出てきます。しかし中のホタテはかすかにレア。春巻きの皮は熱々カリカリ、フカヒレとホワイトソースのトロっとした舌触り、口の中を火傷しそうになりながらいただきます。
私は、20年以上お世話になっていますが、最近は、グルメ本や雑誌に登場することが多くなっていて、敷居が高くなってしまうのではないかと密かに心配しています。
(2006.8.12 記)


 

久しぶりに、お邪魔しました。
ピュイ・フィッセを頼み、アイナメの薄造り(下の写真)、小鯛の酢締め、鮑の塩蒸し、ポテトのアンチョビ風味などをいただき、至福のひとときを送ることができました。

(2010.1.24記)


 

今年初めてお邪魔しました。
「アオリイカのゲソ焼き」は、ビールに合いました。続いて、シチリアの白ワイン Angelo を頼みましました。
ホワイトボードにぎっしりと書かれたメニューは相変わらず豊富ですが、「いろいろ野菜が入ったチーズフォンデュ」は、初めてだったので、ヘルシーな感じでもあり、さっそく注文しました。見た目もとても綺麗ですね。
このほか、「鯨のカルパッチョ」は、まったく臭みがなく、白ワインにも合いました。
定番の「かに玉」は、さすがという感じです。
「クリームチーズの酒盗合え」で締めることにしました。
とても温かな気持になりました。
(2011.1.9記)


 

春の宵にお邪魔しました。
ホワイトボードの手前に置かれてあるワインは、アンジェロ・グリッロ。
シチリアの白ワインです。3000円とリーズナブルですが、繊細でさわやか。ときどき頼んでいます。
ホワイトアスパラを肴に楽しみました。

(2011.4.21記)

彦や
東京都新宿区新宿6-20-8
3351-5837

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