洋食　赤城亭

西方音楽館でのリサイタルの前夜、
仕事のあと、空腹の極みで栃木市に到着。

蔵の街、栃木は歴史を感じさせる風情のある街並みです。
けれど、静かな夜が更けていく中、おなかもすき、
少々心細くなった矢先、遠くに見えた素敵な灯り！

洋食　赤城亭　のドアには、
「予約制」とあったのですが、
「旅の者ですが、何か食べさせていただけませんか？」とおずおず尋ねました。
可愛いお嬢ちゃんと綺麗な奥様がにっこり。

無事、店内へ。

どれも丁寧に作られたお味で、
前菜からデザートまで
素晴らしい夕食になりました。

創業して90年。
3代目のシェフが洋食を始められたそうですが、
お父様の代は、料亭、
おじい様の代は、洋食、と
交互に営業されてきたそうです。

アンティークの食器がどれも美しく、
ビーフシチューの上品なコクに感動！
写真を撮るのをすっかり忘れて
夢中で頂戴してしまいました。

店内のインテリアも
どこか大正ロマンを思わせるモダンとレトロの融合。

舌がとろけそうなデザートを頂戴し、
大満足で、お店をあとにしました。

（2017年8月28日記）