魚庄

1月12日から2泊3日で鹿児島に滞在しました。
1日め到着と同時ににわか雨。「晴れ女なのに何故?」と思った途端、雨がさあっと上がって、そこに見えたのは、綺麗で太く立派な虹でした。桜島を眼前に、天からの贈り物のような見事な七色の橋。消えないうちにお願い事をしました。綺麗な虹の出現に、何だかすごい歓迎を受けたようで、感激の初日でした。
2日めは、打ってかわって霰混じりの雪!南国、鹿児島は暖かいに違いない。。。と単純に思いこんでいた私が甘かった。。。。道ゆく人たちは、コートの襟を立てながら、「おー寒いね!」「まったく!オー寒。」と声をかけあっている有様。
ちょっとの晴れ間に今だ!とばかりに桜島行きのフェリーに乗り込みました。すると雪化粧した桜島に夕日が当たり、神秘的な色あい。。。「お~~~!美しい!」と寒いフェリーの船上で思わず引き込まれました。
3日目は、ようやく大快晴!澄んだ青空と太陽、南国の光がまぶしく映えて、にこにこ顔の桜島でした。わずか3日の間にも刻々と表情を変える桜島。新年早々、心が洗われるような風景でした。
泊まったのは西鹿児島駅近くのガストフというホテルでしたが、すぐ近くの横町にあるのが、魚の店「魚庄」です。

漁師料理の看板を横目に暖簾をくぐり、いただいたのが刺身定食。キビナゴ、鯛、ハマチはじめ、近海でとれた天然物だけで勝負というお店です。
鹿児島では不親切な人に一人も会わなかったのですが、ここでも温かい人柄のマスターと奥さんの二人が常連さん相手に大忙しでした。鯛のみそ汁。一口湯豆腐、お新香とともに、ボリュームたっぷりの新鮮なお刺身がドーンと板に乗ってきて、大満足の昼食でした。おみそ汁の味付けは甘め。お醤油も「甘め」というのがちゃんと用意されているのが鹿児島流?
「はい。お勘定。ご馳走さん。」というお客さんに対して、「穴子天ぷら。いくらだっけ?」なんて聞き返す大将。「800円だよ。」と黒板を見ながらお客さんが答えていたりして、、、思わず吹き出してしまいました。(2004年1月15日記)

魚庄
鹿児島市中央町21-3(西鹿児島駅東口)
099-250-2325 月曜休

コメント