スノードロップ

先月末、門下生達が大学近くのホール「CHABOHIBA HALL」で、毎年恒例の研究会「ルナの会」をさせていただきました。
先程、オーナー小峰美子さんが「学生さん達が、試験で楽しんで演奏できますように!」と応援メールをくださり、お庭のスノードロップの写真をお送りくださいました。

「スノードロップ」は、別名「松雪草」。
花言葉は「希望」「慰め」。
好きな花の一つですが、霜柱の間から顔を覗かせる可憐な白い花は、
春の訪れを感じさせてくれます。

北国ロシアが生んだ大作曲家チャイコフスキーは、「松雪草」という美しい曲を残してくれています。
変ロ長調のしなやかな旋律が、悲しく儚く、けれど少しの光の響きとともに、柔らかな和音の上に流れます。
12曲からなる「四季」という小品集の「4月」として作曲されたこの曲には、ロシアの詩人、マイコフの詩が添えられています。

北国の春は遅く、日本で桜が散る頃、ようやく松雪草が雪の間から顔を出す。。。
ひんやりとした空気感まで伝わるような音楽です。

「松雪草」(マイコフ)
空色の、清らかな花
松雪草
そばには、まばらな
最後の雪・・・・・・

それは流した最後の涙
  過ぎ去りし日の悲しみに
けれど、花は初めての夢
  これから来(きた)る幸せへの・・・・・・

青森や札幌で暮らした経験がある私は寒さにめっぽう強く「風邪ひかない歴5年」を更新中です。
25歳の冬を過ごした豪雪の年の青森は半端な積雪量ではなく、1階は雪の中にほぼ埋もれたような状態。屋根の雪下ろし、家の前の雪かき、、、など若き乙女にとり?!重労働でした。

最近テレビで雪のニュースに接するたび、胸が痛み、北国の友人達のことが気にかかります。
大雪の被害がありませんよう、、、と祈るばかりです。

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