夜は、神楽坂方面に向かい、夜はTOPPANホールへ。
これまで生で一度も聞いたことが無い《商人の鑑》を楽しみに伺いました。

R.Straussは、大好きな作曲家です。ピアノ・ソナタを20年前くらいのリサイタルで演奏して以来、時折、その香りとロマンの音群に酔いしれる時間を作っています。
歌手が妻だった作曲家は、多くのリートを作曲しており、《献呈》《夜》《万霊節》など名曲を聴いていると、彼の持つハーモニーの魔力にからめとられていきそうになります。
今日の前半は、それらが入った若き日の作品10「最後の葉」から8つの詩で始まりました。
限りなロマンティックな曲を書いた同一人物が、こんなシニカルな曲を書いていたなんて!!
50代半ば。人生のあらゆる経験を積み、音楽界を牽引していた巨匠が、音楽出版社を相手に音楽で対抗した作品です。
Bote&Bock社、Breitkopf社、Reinecke社、Schott社など有名出版社を揶揄し、最後は、ティル・オイレンシュピーゲルの勝利で終わる!という胸がすくような内容。
乱暴な言葉がバンバン飛び交う、歌手にとってもピアニストにとっても難曲であるこの作品に挑戦してくださったお二人に感謝です。
リヒャルト・シュトラウス協会例会でもお世話になったことがあるドイツ文学の田辺秀樹先生とたまたまお隣のお席となり、久しぶりの再会が嬉しいひとときでした。


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