ヴィオラという楽器

ヴァイオリンより低く、チェロよりも高い、という両者の中間にあたるヴィオラという楽器。
地味というイメージで捉えられる方も多いのですが、名手によるヴィオラの音は、本当に魅力的です。
今日は、N響奏者でもある坂口弦太郎さんと初合わせをさせていただきました。
こまやかな感性とバランス感覚。確かな技術の上に立って丁寧に仕上げていかれる方でした。

鍵盤を1センチ沈めて「ハンマーが弦を打つ」というピアノから見ると、弦楽器は、「弦をじかにこすって」音を出すため、音程をつくるのも難しいように思うのですが、それらの難しさをまったく感じさせないのは、やはり名手であるからでしょう。

明後日の会場あわせで、クラリネットの武田忠善先生も入られます。
音楽的課題も増しますが、わくわくとした期待とともに始まる楽しみな室内楽直前準備期間です。

コメント